じゃりン子チエ   はるき悦巳   双葉社



 知ってる人も多いでしょうが今回はこれを。
 私はよく落ち込む弱い人間なんですがそういう時にこれを読むとなぜか元気が出ます。毎日を楽しく生きようとするテツ。「日本一不幸な少女や。」と言うわりに結構幸せそうなチエちゃん。そして、過去にさまざまなドラマを持ち今はゆったりとチエちゃんと共に暮らす猫小鉄。
 なんだか生きる指針を教えてもらってるような気もするんです。多分本人達はあまり気にしてないんでしょうが。私が好き……と言うよりも印象に残ってるのは最終巻でもある67巻(サンピンか……どうせなら72巻とカブすればいいのに……)です。この巻でいったんチエちゃん達とはさよならしたんですが……どうしても会いたくなるときがあるんですよ。そして私はまた「じゃりン子チエ」を手にします。
 さて、最後に個人的に好きなエピソードを。一つはテツとヨシ江はんの青春まっただ中のラブロマンス(笑)。もう一つは小鉄の過去、月の輪の雷蔵時代の話です。
 ではでは。
(そういやアニメ化されたときはテツの声を西川のりおさんがやられてたなあ……。相方の上方よしおさんはミツルの声でした。)
 それから最後に。テツの本名は「竹本哲」です。「テツ」って漢字があったんですねえ。