言の落ち葉
君に捧げた言葉は 君に聞かせた言葉は 君に届かないうちに消える 誰か別の言葉になってる 君の目を見て言ったはずの言葉は 君だけに伝えた言葉は いつしか記憶から消える みんなの合い言葉や噂 口から出た言葉が 君といつまでも共に 次々と目の前で落ちていく 願った願いは見失い 私の手では止められない 私の目では見つけられない 次々と私のものでは無くなっていく いつのまにか願いを失っていく 君にただ届けたい言葉を 君にただ届けたい言葉を 見つけられない 見つけられない 君にただ聞かせたい言葉は 君にただ聞かせたい言葉は ただ私の中にしかない 今も見失ったまま どれだけ叫んでも 君の耳には届かない 君の耳には届かないのに 風の中にその言葉が混じっている 君にただ届けたい言葉は ただ伝えたい思い 君にただ聞かせたい言葉は 私の言葉で君に
夢から覚めて
ずっと黙って見つめていた いつもどこかで考えていた 何も言わなくても伝わると 君が僕の前からいなくなること 思いこんで眼をじっと見つめていた 僕が君の前からいなくなること しばらく黙って見つめた後に気付くのは 長い間勘違いしていた役割なのは 見たことの無い顔と 今自分が演じている どこかで感じた事のある 手垢の付いたよくある 別れのシーン 別れのシーン 今から願うのはこの恋の思い出が 今から叶わないのは君の顔を見ること 幸せな思い出だと思い出せる事 もし今君の幸せな顔を見たら 「懐かしいね」 「幸せなんだ」 そう笑って言える日を待ち望んで そう口から思わず出てしまう台詞 夢から覚めて現実を知って そしてそれからいつもの日々 君の記憶を早く消してしまいたい 無為に流れ続ける日常 矛盾した願いをつい耳にする 知らぬ間に薄れる記憶 いつしか記憶からなくなる思い出 夢から覚めて夢を忘れて 悲しい記憶を早く忘れてしまいたい 矛盾した願いをつい口にする 今では遠い過去の思い出になってしまったこと 偶然君の事を耳にしても 「そうなんだ」 そう過去になってしまった記憶 夢から覚めて恋を消して 新しい恋もして穏やかな日々を過ごす時 矛盾した願いを不意に思い出す
今、この瞬間が永遠に続きますように
私の目の前にあなたがいる 私が望んだ瞬間にいる 私の持つ全ての想いをあなたに伝えた瞬間 私の今までの想いをあなたに伝えた瞬間 今、この瞬間が永遠に続きますように 今、この瞬間が永遠に続きますように あなたからの返事がどうあろうとも 次に何が起こるか気づく事も無く 今、あなたの目の前にいる瞬間 今、あなたの一番近くにいる瞬間 あなたの口から何か言葉が出た瞬間 何か動けば次に移ってしまう脆さ 私は全てを失うかもしれない 私が今まで想い続けた時間が 今、この瞬間が永遠に続きますように 今、その時が永遠に続きますように 勇気と無謀と想いを胸から出して 最初にあなたを知ってから あなたの目の前にいるこの瞬間まで 今、この瞬間が永遠に続きますように あなたからの想いがどうあろうとも 今、あなたの目の前にいる瞬間 あなたの目の前から消えるまでの瞬間 その瞬間までせめてそれまでは 今、この瞬間が永遠に続きますように