「上手い具合いったみたいだな。」
「そうですな〜。」
木の上には魔法使いともう一人男がいた。
「ところでゲファンさん、そろそろその変装やめたらどうですか?」
「そうだな。よっと……。」
魔法使いがローブをはずすとゲファンが現れた。
「しっかし驚きでしたな。」
「何がだ、シュビス?」
「いや、エアさんがゲファンさんのことを好きだって……。」
「うるさい、シュビス。」
「このこと、奥さんのスウェラさんに言ったらどうなるやら……。」
「ま、スウェラはとっくの昔に気づいてたみたいだったがな。」
「へ?そうなんですか?」
「ああ、この作戦を最初に思いついたのはスウェラだったし……。」
「え?奥さんが?」
「ま、いいんじゃないか、上手い具合いったみたいだし。」
「しっかし……ワシも誰か恋人がほしいですな〜。」
「ま、そのうち誰か現れるだろ。」
「そうですな……。じゃ、夜があけたら二人と合流して帰りましょうか。」
「だな。」
「なにはともあれ……。」
「エアとサケウスをくっつけるOperation完了!だな。」
END
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